
「韓国留学は意味あるの?」とよく聞かれてしんどい…。
韓国留学の検討はしているけど、お悩みが耐えないあなたへ。
今回は韓国留学に関わるすべてのことを徹底解説していきます!
ソウル留学経験をもつ筆者が、実際の体験もふまえながらお伝えできればと思います。
これを読めば不安はなくなり、韓国留学が楽しみになるはずです!
韓国留学の目的・メリット・デメリット

韓国留学に行く目的
みなさんは何のために韓国留学に行きますか?
こう聞かれると何だか堅苦しく感じるかもしれませんが「目的=あなたが韓国に留学したい理由」です。
- とにかく韓国が好き
- 韓国語を学びたい
- 韓国人の友達と話したい
- 韓国で働きたい
- KPOPダンスを習いたい
などなど、きっと人によってさまざまですよね。
周りから「韓国留学なんて意味あるの?」「英語学んだ方がいいんじゃない?」と言われると、自分の目的に自信が持てないこともあるかもしれません。
でも大丈夫です!
次のステップでもふれますが、韓国留学する意味は100%あります。実際の留学経験からも言い切れます!
「こんな理由でいいのかな?」と不安にならず、その時に自分が持つ目的を大事にしてみてくださいね。

留学に“決められた目的”や、“正解の目的”は存在しませんね!
韓国留学に行くメリット
私が考える、韓国留学に行くメリットは5つ。
- 留学費用が比較的安い
- 物価の計算がしやすい
- 奨学金制度が充実している
- グルメやコスメを楽しめる
- いつでも帰国しやすい
ひとつずつ詳しく見ていきます!
留学費用が比較的安い
具体的には、他国への留学よりフライト代・食費・交通費が比較的安いと言えます。
- フライト代
LCCで安い時期だと、約8000円〜あったりします。 - 食費
市場や食堂が多く、外食しても安くすませることができます。
語学堂であれば大学内の食堂も利用できますね! - 交通費
公共交通機関(地下鉄,バス,タクシー)の基本料金は、日本に比べてかなり安いです。
たとえば、観光地の明洞駅〜高速ターミナル駅(GO TO MALL)までは地下鉄で約25分。料金は1250ウォン(約125円)で行くことができます!
他にも交通カードを持っていれば、バスや地下鉄の乗り継ぎ時の基本料金が0円に。

食事や移動は毎日するものなので、費用が安いのは助かりますね!
物価の計算がしやすい
韓国ウォンから0をひとつ取ったら、おおよその日本円になります。
例えば、10,000₩≒¥1,000といった感じです!
日々レートは変わりますが、買い物をするときに簡単な目安がわかると、収入・支出計の管理がしやすくなりますね。
奨学金制度が充実している
韓国にはたくさんの奨学金制度があります。
奨学金と聞くと、「学生ローンのように将来返済しなくてはいけないのでは…?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、韓国の奨学金には返済不要のものもあります。
お金が原因で留学を諦めざる得ない方にとって、とても有難い制度です。
韓国留学で使える「奨学金制度」はこちらで紹介しています。
グルメやショッピングを楽しめる
韓国と言えばやっぱりグルメとショッピング!おいしい食堂やかわいいカフェ、コスパの高い服、いろんな種類のコスメたち。
やはり旅行で見る韓国と留学生活を通して見る韓国では、触れる量も幅も違います。
韓国留学することで、観光客としてでは分からなかった、より深い文化と出会うことができます!
いつでも帰国しやすい
韓国は日本から近いこともあり、何かあった時はすぐ帰国できます。
夏休みに日本へ帰って家族や友達と会ったり、韓国では高い生活品を日本で購入してから帰ったり。
コロナのように予測できない事態が今後起こらないとも言い切れないので、すぐ帰国できる環境は心強いです。
韓国留学に行くデメリット
韓国留学に行くデメリットは3つ。
- 日本人が多い
- 家賃が高い(ソウルの場合)
- ネガティブな意見も受ける
ひとつずつ詳しく見ていきます!
日本人が多い
メリットでもある日本との距離が近いこと、韓国ブームが来ていることから、韓国には日本人が多いです。
留学生活で長い時間過ごすであろう語学堂や語学院にも日本人留学生は多いため、「日本語は一切話したくない」という方にとってはデメリットになるかもしれません。
しかし、何かあった時に日本人が居てくれることは心強いですし、言語面での心配は「自分がどう過ごすか次第」で解決できます!

日本人との繋がりは持ちながらも学校では韓国語だけを話すなど、工夫次第でメリットにも変えられますよ!
また、日本には韓国語ができる人も多く、韓国には日本語ができる人も多いです。しかし、英語ほど求人は多くありません。そのため、必ずしも就職活動等で生かせるわけではないわけではないのも、注意しましょう。
家賃が高い(ソウルの場合)
ソウル留学を検討している方にとっては、デメリットとも言える家賃。ソウルは都心なので、釜山や大邱などに比べると家賃が高くなります。
もちろん、コシテルなど部屋タイプや住むエリアによって価格を抑えることはできます。
しかし、女性が1人で留学するとなると、特にセキュリティや治安は大切です。その点を踏まえると、日本と比べて条件に対しての家賃は少し高く感じるかもしれません。

韓国に友達がいる方は、「現地の不動産を紹介してもらう&付添してもらう」が、1番費用を抑えられる方法です。
ネガティブな意見も受ける
韓国留学に対して「留学なら英語でしょ!」「反日で危険らしいよ」など、ネガティブな意見を受けることもあります。
目的部分でのお話とも重なりますが、その声に対して不安になったり、決意が揺らいでしまったりすることがあるかもしれません。
しかし、留学に行ってしまえば必ず「行ってよかった」と思える経験ができますし、帰国する頃にはきっと、ネガティブな意見も全く気にならない自信が身についているはずです。
「そんなこと言われても自分が行きたいんだからいいんだ〜」くらいの気持ちを持って、デメリットに打ち勝ちましょう!
韓国留学でかかる費用

大学や生活スタイルによっても違いますが、費用の目安は、1ヶ月でおおよそ15万円〜31万円です。
項目 | 費用 |
---|---|
飛行機(往復) | 8千円〜1.5万円 |
家賃 | 5~10万円 |
学費 | 5~10万円 |
交通費 | 0〜1万円 |
食費 | 2~4万円 |
その他生活費 | 2~5万円 |
合計 | 14万8千〜31万5千円 |
※時期や場所によって金額は変わります。参考程度にお読みください。
韓国留学にはどんな奨学金制度があるのか?
メリットでもお伝えした通り、韓国留学にはたくさんの奨学金制度があります。
「韓国留学したいけど、どうしてもお金が足りない…」とお悩みの方は、まず奨学金制度を調べてみることをおすすめします!
今回はその一部をご紹介します。
募集要項は毎年変わります。コロナウイルスの影響により一部変更の可能性もあるので、詳しくは各サイトでご確認ください。
大学や大学院への留学生が対象の大韓民国政府奨学金。
支援額は生活費が月額90万ウォン、授業料および入学金は全額などと、かなり手厚い奨学金です。
ただし募集条件には、25歳未満であることや日本の学校での成績優秀者(G.P.A.80%以上)など細かい定めがあります。
▶️ 詳しくはこちらから
奨学金、留学生支援、学生生活支援を行うJASSOの奨学金。
大韓民国政府奨学金と内訳や支給額は似ていますが、30歳未満、日本の4年制の大学を2学期以上履修した在学生など、募集要項に違いがあります。
JASSOにはさまざまな種類の奨学金があるので、条件から一度検索することをおすすめします!
▶️ JASSOでの検索はこちら
語学堂の多くでは、学校ごとに奨学金が実施されています。
各学校によって異なりますが、1級間成績が上位の学生は授業料を全額/一部負担などの制度が設けられています。決して簡単ではないですが、努力次第で誰にでもチャンスがある奨学金です!
ご自身が留学したい語学堂のHPや留学サイトで調べてみてくださいね!
自治体の居住者を対象とした奨学金。
他の奨学金では18歳以上などの年齢制限がある中で、各都道府県が実施している奨学金は高校生でも応募可能なものも用意されています!
また民間団体の奨学金は、学位や年齢、出身地など募集要項がさまざまです。特定の学校のみ実施されているものもあるので、ご自身のお住まいによって確認が必要です。
どちらも給付型が多いですが、一部、貸与型もあります。
韓国留学に必要なビザと申請方法

留学期間が3ヶ月以上の場合、ビザの取得が必須になります。一方、3ヶ月以内は観光ビザとなるため、特別に申請する必要はありません。

3ヶ月内で帰国をしながら、観光ビザで長期留学することも可能です。
※この場合、現地での銀行口座開設などに必要な「外国人登録書」の発行はできません。
流れとしては、ビザ申請に必要な書類を準備→管轄の領事館に提出→後日領事館にて受け取りとなります。
- パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)、そのコピー
- カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景白、6ヶ月以内に撮影したもの)
- 身分証明証
- 査証発給申請書
- 計画書
- 入学許可書
- 事業者登録書
- 手数料
感染症対策により追加されたもの↓
- 対面授業実施証明書(通う語学堂にあるなら)
- PCR検査陰性確認書
- 隔離同意書
- 健康状況確認書
▶️最新の準備書類はこちら
こちらもコロナウイルスにより変更の可能性があります。ご自身で確認のうえご準備ください。
現在(2022年1月末)では、感染対策としてビザが取得できる大学に制限があります。
留学を検討されている大学のビザ取得可否の情報を「ビザ取得可能大学」から確認後、準備を進めるようにしてください。
韓国留学までに準備したこと
留学までに語学力はどの程度必要か?
「ハングルの読み書き」と「簡単な自己紹介」ができるくらいの韓国語力があれば、留学生活は送りやすいです。
また、この2つができるくらいの語学力があると、基礎クラスよりも1つ上の「初級」からスタートできる可能性が高くなります。

留学までに時間がある方であれば、独学でも十分到達できるレベルです!
より上からのスタートを望む方は、事前学習をおすすめします。
ここまで聞いた方は「完全初心者で行くのは無理なんだ…」と思われるかもしれませんが、問題ありません。
完全初心者であっても留学はできます。
なぜなら、語学堂や語学院の1番初級クラスはハングルの読み書きから始まるからです。
実際に私の友人もハングルひとつ読めない、聞き取れない状態で留学しましたが、初級クラスで学び、簡単な文が話せるようにまでなっていました!
クラスメイトみんなが同じレベルなので日常会話に困ることはあったそうですが、その日習った単語を使いながら、時にはアプリを使いながら、会話を楽しんでいたようです。
ですので、「ハングルの読み書き」「簡単な自己紹介」ができると良いけど、韓国語が全然わからない状態でも留学は可能です!
留学準備にオススメの韓国語教室
韓国留学に行った先輩の体験談
韓国留学は言語の上達はもちろんのこと、仲間との出会いも大きな魅力。
私も韓国留学に行ったことで、さまざまな国に友達ができました。価値観も文化も違う彼らのおかげで自分の世界が広がったことを覚えています。
チェゴハングルなら体験記がたくさん
大韓民国の基本情報

治安について
大韓民国は比較的治安が良く、留学や女性同士の旅行も大きな心配はありません。
しかしながら、近いといえども海外です。貴著品は身から離さない、夜道は避ける、立地の良い場所にホテルを予約するなどの危険リスクを減らす工夫は必須です!
韓国留学中に私が何度か遭遇したのは、タクシーのぼったくりと宗教の勧誘。言葉が分からない人にとっては不安を感じると思います。こちらも危険リスクを減らす工夫として、メーターが動いているか確認、知らない人からの声かけには反応しないことが大切です。
その時の治安を判断するひとつの指標として、外務省の「海外安全情報」があります。渡韓の安全レベルが表示されている他、犯罪や最新のデモ、集会情報が記載されており、近づかない方がいい場所も把握することができます!
現在はコロナウイルスの危険情報も追加されています。留学に行かれる前・留学中にはこまめに政府の情報を確認しましょう。
以上からも、危険リスクを減らす対策&情報収集をしていれば、誰でも安全に韓国を訪れることができます!
オススメ都市①:ソウル

グルメにショッピングに観光スポットが集結している首都ソウル。学校や会社も多く、学費や家賃、生活費はやや高めです。
しかし、バス・地下鉄ともに本数が多いので移動に困ることはありません。大都市と伝統が混じり、どちらも味わえるのはソウルの魅力と言えます。
ソウルで留学するメリット
- 留学生活中もショッピングやグルメを楽しめる
- 安い交通費でいろんな場所に行ける
- 海外からの留学生が多い
- レベルの高い大学が多く、選択肢が広い
ソウルには全世界から留学生が集まっているので、韓国人だけではなくさまざまな国に友達ができます。彼らと過ごす時間は、型に囚われない自分へ成長できるチャンス!
オススメ都市②:釜山

海がすぐ側にあり、自然豊かな釜山。海雲台ビーチなど、日本人観光客にも人気の場所です。
釜山には方言があり、初めの頃は聞き慣れるまでに時間がかかるかもしれません。しかし、留学であれば住んでいる内に馴染みますし、学校では標準語で学ぶので、両方習得できることが魅力のひとつと言えます。
釜山で留学するメリット
- 費用を抑えて韓国留学に行ける
- よりローカルな雰囲気を味わえる
- ソウルに比べると日本人留学生が少ない
- 人が多すぎず住みやすい
観光ではなかなか覗くことのできないローカルな場所。ソウルとは違う文化に出会い、広く韓国を知っていく中で、行動力のある自分に!
まとめ | 韓国留学にかかる費用や準備、期間、ビザについて
今回は韓国留学に行くことへの心配や準備への不安を払拭すべく、韓国留学全般について徹底解説してきました!
ここまで読んだ方は、韓国留学に向けてのマインドや段取りなど詳しくお分かりいただけたのではないでしょうか?
周りの意見に不安にならず、素敵な留学生活に向けて準備を進めてみてくださいね!
韓国留学を検討している方へ、少しでも参考に、そしてパワーになれれば幸いです。
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