今回は韓国語の「打つ・叩く」と言う意味の「치다」について解説します。この単語は意味が広いですので、さまざまなシーンで使えますよ!
日常会話では「肩を叩く」のように使うことが多いと思います。その他に、意外と耳にするシチュエーションとしては、スポーツの実況中継かも知れません。野球や卓球、テニスなどで「(ボールを)打つ」という時にこの単語が出てきますね。
文法「치다(チダ)」の意味や時制
まずは「치다」の文法的な意味をおさらいします。
基本形 | 치다 |
意味 | 打つ・叩く・はねる・弾く・轢く |
読み方 | チダ |
品詞 | 動詞 |
漢字語 | なし |
レベル | ハングル検定5・4級, TOPIK2 |
日本語に翻訳すると、いろんな単語になって複雑ですね。しかし、共通するのは「物理的に打撃する」という点です。ニュアンスを学べば、スッと理解できるのではないでしょうか。
「치다(チダ)」の活用
次に「치다」の時制・活用をみていきましょう。
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
現在形 | 친다 | チンダ |
現在進行形 | 치고 있다 | チゴイッタ |
連体形 | 치는 | チヌン |
過去形 | 쳤다 | チョッタ |
過去進行形 | 치고 있었다 | チゴイッソッタ |
過去連体形 | 친 | チン |
未来連体形 | 칠 | チル |
疑問形 | 칩니까? | チムニッカ |
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
パンマル(タメ口) | 쳐 | チョ |
ヘヨ体 | 쳐요 | チョヨ |
ハムニダ体 | 칩니다 | チムニダ |
韓国語のタメ口や敬語表現については、下記記事でくわしく解説していますよ!
치다の活用について、ご紹介しました。規則的な活用ですので、慣れれば使いやすい単語ではないでしょうか。아요/어요がつく場合を確認しておきましょう。語幹の母音が아/오の時に아요、それ以外なら어요がつくのでしたね。치다の語幹の母音は이ですので、어요がつくことになります。치어요は、이어で여と一文字で表せることから、쳐요となります。
치다には様々な意味があります。まずは「叩く」という意味を覚えておきましょう。「液体をかける」「大声を上げる」などの意味もあるのですが、スポーツをする時に치다が使われることは注意しておきましょう。헤엄을 치다(水泳をする)、테니스를 치다(テニスをする)のように、スポーツの具体名を挙げて「する」というときは하다を使いません。
「치다(チダ)」の音声付き例文
ここでは「치다」の例文を音声付きで解説します。
머리를 칩니다.
頭をたたきます。
어제 홈런을 쳤습니다.
昨日ホームランを打ちました。
박수를 쳐요.
拍手をします。
왜 먼저 쳤어?
どうして先に叩いた?
그는 드럼을 치고 있습니다.
彼はドラムを叩いています。
그녀는 어깨를 쳐서 갔어요.
彼女は肩を叩いて行きました。
그녀는 피아노를 잘 치고 있었습니다.
彼女はピアノを上手に弾いていました。
벼락이 쳤어요.
雷が落ちました。
차가 사람을 치었다.
車が人をはねました。
공을 칠 수 있습니까?
ボールを打てますか?
まとめ | 쳐요(打ちます)
いかがでしたか?今回は「치다」の意味・例文を紹介しました。上述しましたように、치다にはさまざまな意味がありますが、基本は「硬いものを叩く」というイメージで良いと思います。例文の中に、쳤다と치었다の2種類が出てきます。どちらでも使えるようにしておきましょう。
「打つ・叩く」って韓国語で何と言うんだろう?