今回は韓国語の「あげる、くれる」と言う意味の「주다」について解説します。実はこの単語、日本人にとって少し難しい単語なんです。
「あげる」と「くれる」が同じ単語だなんて、日本人にとっては大混乱(><)実際、この単語の2つの意味に迷う方は多いようです。
주다という単語の学習ポイントは2つです。1つ目は「あげる」と「くれる」の使い分けができるようになること、2つ目は아요/어요の活用です。
覚えてしまえばこんなに便利な単語もありませんので、整理しながらひとつづつ理解していきましょう!
文法「주다(チュダ)」の意味や時制
まずは「주다」の文法的な意味をおさらいします。
基本形 | 주다 |
意味 | あげる、くれる |
読み方 | チュダ |
品詞 | 動詞 |
漢字語 | なし |
レベル | ハングル検定5級, TOPIK1級 |
他の動詞と一緒に使い、「〇〇してくれる」「〇〇してあげる」という使い方もできます。
次に「주다」の時制をみていきましょう。
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
現在形 | 줍니다 | チュムニダ |
現在進行形 | 주고 있다 | チュゴイッタ |
連体形 | 주는 | チュヌン |
過去形 | 줬다 | チュオッタ |
過去進行形 | 주고 있었다 | チュゴイッソッタ |
過去連体形 | 준 | チュン |
未来連体形 | 줄 | チュル |
疑問形 | 줍니까? | チュムニッカ |
そして「주다」の活用です。
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
パンマル(タメ口) | 줘 | チョ |
ヘヨ体 | 줘요 | チョヨ |
ハムニダ体 | 줍니다 | チュムニダ |
韓国語のタメ口や敬語表現については、下記記事でくわしく解説していますよ!
주다について、文法の解説をしていきます。
주다 → 주어요 → 줘요
주다の語幹の母音は우です。ヘヨ体を作る際、語幹の母音が아/오の場合は아요、それ以外は어요が付きます。
したがって、주다の場合は어요です。주+어요ですので주어요となります。우と어は1音で워となりますので、最終的には줘요としましょう。
ところで、「あげる」「くれる」は、どのように区別するのでしょうか?使い方の基本は「あげる」だと思って良いでしょう。自分が行動の受け手の場合「くれる」となります。
また、주다の敬語(丁寧語)である「주시다」は「いただく、〇〇してくださる」と「주세요」は「◯◯ください」という使い分けます。さらに、混同しやすいので気をつけましょう。
また、日本語でも「〇〇してくれる、〇〇してあげる」というように、他の動詞+주다という使い方も日常的に使います。例えば、하다+주다で作られる「해주다」は「してくれる、してあげる」という意味になりますね。
「주다(チュダ)」の音声付き例文
ここでは「주다」の例文を音声付きで解説します。
돈을 줍니다.
お金をあげます
돈을 주세요.
お金をください
선물을 줬어요.
お土産をくれました。
안내해 주십시오.
案内してください。
전화번호를 알려 줘.
電話番号教えて
알려 줄게요.
教えてあげますね。
이상한 정보를 주지마세요!
変な情報を与えないでください!
한국말을 이야기해 줄래요?
韓国語を話してくれますか
바꿔 줘요.
変えてください
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まとめ | 줘요(あげます、もらいます)
いかがでしたか?今回は、とても簡単そうに見えて、実は韓国語学習初心者にとって最大の難関とも言われている単語「주다」について紹介しました。
「あげる」なのか「もらう」なのかの区別できるようになるためには、やはりたくさん聞いて使ってみることが重要かもしれません。
しかし、「주다」はとても使い勝手のいい単語です。他の動詞とつなぎやすいですし、日常会話でも頻繁に使われる単語です。韓国語の単語は使えば使うほど自分のものになっていきます。「最大の難関」などという言葉に迷わされることなく、使い慣れてしまいましょう。
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「あげる、くれる」って韓国語で何と言うんだろう?