みなさん、こんにちは!チェゴハングル編集部です。突然ですが、「資格」はあなたの語学力を客観的に証明するためにはとても重要ですよね。
今回は、韓国語(ハングル)を学び始めた多くの方がが最初に挑戦する試験である「ハングル能力検定試験(略して、ハン検)」5級に合格するための方法をご紹介します。
本記事を通じて、みなさんの韓国語ライフの第一歩の手助けができることを願っております!
ハングル検定5級の難易度は?
まずは、ハングル検定5級の難易度を見てみましょう。
ハングル検定5級は、ハングルの読み書きができるレベル
ハン検5級は、初学者の方でも手軽に受験できるように、比較的やさしいレベルに設定されています。基本的なハングル(文字)が読めて、簡単な挨拶や初歩的な単語を知っていれば合格することができるレベルです。ハングル能力検定協会の公式HPには以下のように記載されています。
各級レベルと合格ライン|ハングル能力検定協会
- ハングルの母音(字)と子音(字)を正確に区別できる。
- 約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる。
- 決まり文句としてのあいさつやあいづち、簡単な質問ができ、またそのような質問に答えることができる。
- 自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどの私的な話題、日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができる。
なお、ハングル検定5級の出題範囲は、ハングル能力検定協会の公式ホームページからご確認ください。
全受験者の30%が5級を受験している
ハングル検定の受験者は、1回あたり10,000人に登りますが、5級はその中でも約3割を占める人が受験する級です。次のステップである4級と合算すると、実に半数以上の人が受験する級です。3級まで取得すれば、日常会話レベルということができるでしょう。
ハン検5級の合格率は約80% → 4級と併願がオススメ
こちらのグラフは、2019年の第53回秋季試験の結果を基に作成したグラフです。5級〜3級までは合格率が70%以上と、比較的に難易度が低く設定されていることが分かります。
一方で、3級を終えて準2級に挑戦する際に高い壁があります。準2級に合格できるようになるまでは250時間〜300時間の学習時間が必要とされていますので、5級と4級は併願して早めに合格したいところです。
ちなみに、例え5級に落ちたとしても、次回の試験では4級から受けることもできますのでご安心ください。
ハングル検定5級の練習問題
ハングル検定の練習問題は、公式ホームページで受験することができます。インターネットで受験してみて、おおよそ正解することができたら、過去問やテキストを購入して本格的に勉強を始めましょう。
さまざまな教材が発売されていますが、公式テキストがオススメです。なぜなら、ハングル検定は多くの問題が公式テキストから出題されるからです。
ハングル検定5級は履歴書に書けるの?
ハングル検定5級は、もちろん履歴書に書くことができる試験です。ただし、まだ登竜門のレベルですので、韓国語を話せる評価をしてもらうのは難しいかも知れません。
しかし、会社やアルバイト先に対して、あなたが韓国に興味があること、簡単なハングルが読めること、プライベートでも学ぶことができる人であることをアピールすることができるはずです。
ハングル検定やTOPIKの上位級を取得していないのであれば、自信を持って記載しましょう。
独学でも出来る!オススメの勉強法
ハングル検定を受験するにあたって、筆者は独学で始めることも可能だと考えています。
独学なら最低3ヶ月前から始めよう
ハン検5級を初めて受ける方は、最低でも3ヶ月前から受験勉強を始めることをオススメします。
- ハングルを基礎から勉強するため、時間がかかる
- テスト形式に慣れるための勉強をする必要がある
- 連音や濃音など、複雑な発音パターンは慣れるまで時間がかかる
などの理由が挙げられます。
また、学習定着の観点からも、短期集中的に行うのではなく、じっくり学んだ方が良いと思います。
テキスト・単語帳・過去問の比率は5:3:2
何をどれくらい勉強すれば良いか分からない・・・TT
そんな方は「テキストが基本」であることを覚えておいてください。テキストには、文法だけでなく、重要単語や会話などが盛り込まれており、極論を言えば試験対策にはテキスト一冊で十分と言えるからです。
しかし、効率的に単語を覚えるために「単語帳」を使い、実際の試験形式に慣れるために「練習問題・過去問」を使うことは賛成です。
勉強時間の半分は、テキストを進めて、残りの時間で単語帳や過去問を進めましょう。それぞれをバランスよく勉強することを心掛けてくださいね♪
直前(試験まで2ヶ月未満)にオススメの勉強法
とはいえ、忙しくて思うように韓国語の学習が進められない場合や、テスト直前になって学習を始めることはありますよね。そんな場合は、焦らず独学で合格を目指すことは十分に可能です。
このテキストを毎日◯ページ進めるぞ!などと目標を立てて計画的に進めれば、2ヶ月で合格することはできると思います。
語学学校の短期集中コースで効率的に学ぶ
短期間だけでも誰かの手を借りたい場合は、韓国語教室の短期集中コースをオススメします。有名どころをご紹介すると、ECC外語学院の「2ヵ月集中トライアルレッスン」があります。ハングル検定対策も可能。2ヶ月間のコースがおよそ33,000円で学ぶことができるので、ぜひ体験してみてくださいね。
無料体験レッスンを受付中です。ECC外語学院は、無理な勧誘がないことで有名なので、お気軽に試してくださいね♪
ハン検5級に合格した私が使ったテキスト【初心者向け】
ここからは、ハングル検定準2級合格者の筆者がハングル検定5級に合格するために「使ってよかったな」と思った教材をご紹介します!
テキスト「できる韓国語 初級1」
正直「おすすめのテキストを挙げてくれ」と言われたらこれしかないと思っています。それくらい多くの韓国語学習者に愛され、認められてきたテキストで、多くの韓国語教室で選ばれている教材です。
単語帳「キクタン韓国語(入門編/初級編)」
単語帳に関しては、他にも優れた教材が多くありますが、「キクタン」はハングル検定の出題範囲に合わせた構成になっているのでオススメです。電車や車の中などで、聴きながら学ぶことができるのが特徴です。
ハングル検定5級だけ受験するのであれば、「入門編」を購入しましょう。
過去問はどれでも良さそう
過去問に関しては、最新版さえ選んでいれば、どの教材でも問題ないと思います。ハングル能力検定教会が出版している公式テキストが無難でしょうか。
まとめ|ハングル検定5級の合格法
いかがでしたでしょうか。晴れて韓国語マスターへの第一歩を踏み出したあなたですが、まだまだ先は長いですよ♪なにより、いつでも楽しく学ぶことを忘れないようにしてくださいね。
「憧れのK-POPアイドルのインスタを韓国語で読みたい!」「あのドラマを韓国語で試聴したい!」など、みなさんの目標は様々だと思います。それらの目標を達成するためのモチベーション維持として、語学試験を活用してください。
ハン検以外にも「TOPIK」と呼ばれる韓国政府公式の試験もありますので、気になる方は併せて受験してみてはいかがでしょうか?以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです!
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まさに、韓国語学習の「登竜門」といえますね。