留学準備で最初に気になるのが、語学堂と語学学校の違い。
そこで、今回は語学堂と語学学校の違いを詳しく紹介していきます!それぞれに向いている人の特徴や、実際に韓国留学を経験した筆者のおすすめもお伝えします。
この記事を読めば、自分はどちらを選ぶべきなのか明確になりますよ!
語学堂とは?
そもそも、語学堂とは「大学付属の韓国語学校」のことです。
多くの語学堂が大学の敷地内にあり、現地のキャンパスライフを楽しむことができます。また、図書館や食堂などの大学施設を学生として利用できることも魅力のひとつです。
大学の語学堂によって違いますが、基本的には平日4時間×週5日以上の授業が行われます(午前クラスは9:00-13:00が多いです)。
語学堂のメリット
語学堂のメリットは、以下の4つが挙げられます。
- 国際色が豊か
- トウミ制度がある
- 施設を自由に使える
- 課外活動がある
国際色豊かなクラスメイト
語学堂にはいろんな国から留学生がきています。筆者が通っていた西江大学では、10カ国のクラスメイトと一緒に韓国語を学んでいました。
授業終わりにみんなでお昼ごはんを食べたり、テスト前に勉強したり、語学堂での留学を通じて様々な国の友達と繋がることができます。
トウミ制度がある
韓国大学生が言語パートナーや生活のサポートをしてくれる「トウミ制度」を導入しています。トウミとは「お手伝い」と言う意味です。
「韓国語を話す」習慣が身につき、わからないことは直接質問できるので、トウミ制度を積極的に利用することで韓国語の上達スピードが早くなります。(※制度がない語学堂もありますので注意)
施設、制度を自由に使える
大学付属の語学堂では、留学生も大学の施設を利用することができます。図書館や食堂、ある程度の韓国語力があればサークルにも参加することが可能です。
出費をおさえたい留学生にとって、テスト前は図書館で勉強、ごはんは食堂で安く済ませられることは嬉しいポイントですね!
また、多くの大学には寮があり、ワンルームに比べると低家賃で入寮することができます。
課外活動がある
語学堂のクラスでは1学期に数回、課外活動があります。
例えば、韓国家庭料理教室や伝統扇子づくり、時代劇のロケ地見学など、さまざまな活動が準備されています。
クラスで参加するものから、参加自由のものもあり、文化にふれて体験しながら韓国語を学ぶことができます。
私は西江大学の語学堂で、自由参加の登山イベントに参加しました!
ソウルから離れた田舎は見たことない自然であふれていて、現地の人とカタコトの韓国語で会話したことを覚えています^^
語学堂のデメリット
語学堂のデメリットは、以下の3つがあげられます。
- 学費が高い
- 宿題、テストが多い
- 入学時期が決まっている
学費が高い
語学堂の方が語学学校よりも「学習時間」が長いので、必然的に学費も高くなります。しかし奨学金制度があるので、利用できる人や目指す人にとってはメリットにもなります。
語学堂の授業時間が長いことも、勉強に集中したい人にとってはメリットかもしれませんね。
宿題、テストが多い
語学学校に比べると、宿題の量は多いです。
また中間・期末テストがあり、進級するため、継続して通学するためには、成績平均70%以上が必要になります。さらに、出席率は80%以上と、進級に対して厳しい条件が設けられています。
入学時期が限られている
入学の時期は春夏秋冬の4回と定められているので、そこに合わせて留学日程を調整する必要があります。
また短期プログラムをのぞいて、最低1学期=約3ヶ月からの留学になります。
語学学校とは?
語学学校とは、「民間が運営する韓国語学校」のことです。
日本でいう塾・予備校のようなイメージが近いですね。1週間から入学可能と、短い期間でも留学できることが特徴です。
基本的に授業は1日3時間×週4回(10:00-13:00が多いです)。
自由時間を確保しやすいため、趣味や旅行など自分のやりたいことと並行して留学生活を送ることができます!
語学学校のメリット
- 学費が安い
- アクセスが良い
- 自由時間がとれる
- 個別レッスンが受けれる
学費が安い
語学学校は語学堂よりも「学習時間」が短く、大学の施設は利用できない分、学費は安くなります。
学校によっては1週間で250,000ウォン〜受講可能と、語学学校への留学は誰でも挑戦しやすい費用になっています。
アクセスが良い
語学学校の多くは駅から近く、ビルの中に入っているので通いやすいです。
明洞や江南など、繁華街近くの学校もあるので、授業終わりにランチやショッピングを楽しむこともできちゃいます。
自由時間がとれる
語学堂に比べて授業時間が短く、宿題もかなり少ないため自由時間を確保しやすいです。
留学は人との交流や旅行、文化体験など、勉強以外にも魅力がたくさんあります。語学学校で韓国語を学びながら、自分が興味あることにも時間をつかえます!
個別レッスンあり
語学学校の多くは、申し込み時に個人レッスンを選択できます。
自分の弱い部分を改善したい、会話多めの授業にしたいなど、マンツーマンで韓国語を教えてもらえるのは語学学校ならではです。
語学学校のデメリット
- モチベーションに差がある
- 学生ビザの取得ができない
モチベーションに差がある
語学学校は留学生だけでなく、主婦や趣味で通っている方も多くいます。そのため、授業に対するモチベーションもさまざま。出席日数に定めがないので、授業にでなくても問題はないんですね。
そのためガッツリ韓国語を学びたい方は、グループレッスンの場合、自分のモチベーションをうまく保つことが重要になります。
学生ビザの取得ができない
語学堂は2学期以上の登録で学生ビザの発給ができますが、語学学校ではビザ発給できません。
1学期(3ヶ月)以上の留学を考えている方は、語学堂を選ぶか、観光ビザで一度帰国してから再度入国する必要があります。
語学堂 vs 語学学校 どっちがオススメ?
最後に、それぞれの特徴をまとめてみました!
- しっかり韓国語を学びたい
- いろんな国の友達と勉強したい
- 大学の設備や制度をつかいたい
- 学生ビザが必要(長期留学を考えている)
- 趣味や好きなことと並行して、韓国語を学びたい
- なるべく安く留学したい
- 学生ビザの必要なし(短期留学を考えている)
まとめ | 語学堂と語学学校の違い
今回は「語学堂と語学学校の違い」について紹介してきました!
実際に語学堂に通った筆者の意見は「費用に余裕があるなら、語学堂がオススメ」です。
語学堂の授業時間は語学学校と比べると長いですが、1日4時間なので「拘束時間が長すぎる」ことはありません。なので、授業後や週末を利用すれば、他のやりたいことも十分消化できます!
とはいえ、留学の目的は人それぞれですし、望むライフスタイルは違うと思います。どちらが良い、悪いは一切ありません。
語学堂と語学学校、それぞれの特徴を理解しながら、オススメと照らし合わせて、自分にあったものを選んでみてくださいね!
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