今回は韓国語の「書く」と言う意味の「쓰다」について解説します。
もし韓国旅行で空港に到着した時、入国管理ブースや免税店で「書類に名前を書いてください」などと韓国語で言われるシーンがあります。そんな場面で使われるのが「쓰다」です。
「書く」以外にも意味がたくさんあることから、会話や文章で使われる場面も多い単語です。ぜひ覚えてしまいましょう!
文法「쓰다(ッスダ)」の意味や時制
まずは「쓰다」の文法的な意味をおさらいします。
基本形 | 쓰다 |
意味 | 書く |
読み方 | スダ |
品詞 | 動詞 |
漢字語 | なし |
レベル | ハングル検定5級, TOPIK1級 |
쓰다という単語は、今回「書く」で説明しましたが、日本語での「使う」「(帽子など)を被る」などでも使います。
次に「쓰다」の時制をみていきましょう。
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
現在形 | 씁니다 | ッスムニダ |
現在進行形 | 쓰고 있다 | ッスゴイッタ |
連体形 | 쓰는 | ッスヌン |
過去形 | 썼다 | ッソッタ |
過去進行形 | 쓰고 있었다 | ッスゴイッソッタ |
過去連体形 | 쓴 | ッスン |
未来連体形 | 쓸 | ッスル |
疑問形 | 씁니까? | ッスムニッカ |
そして「쓰다」の活用です。
文法 | ハングル | 読み方 |
---|---|---|
パンマル(タメ口) | 써 | ッソ |
ヘヨ体 | 써요 | ッソヨ |
ハムニダ体 | 씁니다 | ッスムニダ |
韓国語のタメ口や敬語表現については、下記記事でくわしく解説していますよ!
「쓰다(ッスダ)」の発音や活用
次に発音ですが、チェゴハングルではわざと「ッスダ」とカタカナで書きましたが、お気づきでしたか?
初めに「ッ」が入る単語は日本語にはありませんよね。この쓰다の発音は「ハッスルという日本語のハを抜いた発音」と説明されることがあります。直前までスという音を我慢するイメージですね。
そして、活用について。쓰다の語幹に母音으がある時の活用は、少し変則ですので、この単語で覚えてしまいましょう!
쓰다は「으変則活用」と呼ばれる活用法です。아요や어요がつくヘヨ体では、語幹のㅡが脱落し、ヘヨ体側のㅇも脱落し、써요となります。
これは過去形を作る際も同様です。쓰다の語幹は아,오ではありませんので、었습니다が付くことになります。その際、쓰のㅡも脱落し、썼습니다となります。
「쓰다(ッスダ)」の音声付き例文
ここでは「쓰다(書く)」の例文を音声付きで解説します。
편지를 씁니다.
手紙を書きます。
일기를 쓰고 있습니다.
日記を書いています。
편지는 안 써요.
手紙は書けません。
편지를 썼습니다.
手紙を書きました。
한국어를 써도 됩니까?
韓国語を書いてもいいですか?
한국어를 쓰는 연습을 하세요.
韓国語を書く練習をしましょう。
한국어를 써 주세요.
韓国語を書いてください。
한국어를 쓸 수 있습니까?
韓国語を書けますか?
한국어를 써야 합니다.
韓国語を書かなければなりません。
まとめ | 써요(書きます)
いかがでしたか?今回は「쓰다」という単語について、意味や用法を説明しました。単語に日本語の意味がたくさんありました。「使う」「書く」「被る」など、実際の会話や文章では、前後の脈絡から判断することになります。単語にいろいろな意味があることを知らないと、きちんと理解できませんね。
また、この単語は発音や活用がやや変則ですので、何度も「使ったり」「書いたり」しながら慣れてしまいましょう!この単語を使い慣れることで「바쁘다」などでも으変則が使えるようになるでしょう。
「書く」って韓国語で何と言うんだろう?