私が建国大学に留学をしようと思った理由
私が韓国留学を決めたきっかけは、韓国コスメ・K-POP・韓国旅行など、韓国文化にすっかりハマり、韓国がある生活から抜け出せなくなったからです。ワーホリ留学に行ったのは29歳の頃。ギリホリでした。そのため、社会人留学の様子やリアルもお伝えできればと思います!
そこで、7年勤めた保育園を辞めてワーホリ留学に行くことになりました!語学学校ではなく1日の授業数が多い語学堂にて正規課程(1~3級)を受けました。
また、建国大学に通っている方とブログで知り合い、話を聞いたりし楽しそうに通っている様子が感じられたことも決めた理由の1つです。
建国大学(コングク大)について
建国大学は、1946年ソウルの私立大学です。獣医・畜産系の学部が有名で、大学で牛乳やハムを製造・販売するほど。ちなみに、大学のマスコットキャラクターも牛です。
名称(日本語) | 建国大学校 |
名称(ハングル) | 건국대학교 |
所在地 | ソウル市広津区華陽洞 |
種別 | 私立 |
建国大学(コングク大)の特徴
建国大の特徴は、キャンパスが好立地な点です。”韓国の山手線”と言われる2号線と7号線が通っている「建国大学入口駅」にあります。繁華街の江南地区にもアクセスしやすいです。また、ソウルは坂が多いですが、建国大は他校に比べると穏やかな土地だったのもありがたかったです。
また、大学近くにはマセゴリというお店が立ち並ぶ通りがあり、ご飯屋さんには困らず、安い洋服屋さんも多いです。デパートや映画館もあるので、学校後や休日にはよく遊びに行ってました。
さらに、日本語通訳さんが常駐している大学病院が隣にあるのも安心。
クラスメイトは、日本人は少なめで韓国の大学に入るために準備している香港・台湾・中国から留学生が多かったので、年齢層は若めでした。
建国大学(コングク大)の授業スタイル
建国大の授業スタイルは、1クラス12名で初級は会話や聞き取りをメインに行い、徐々に読み書きにも力を入れていくため、バランス良く学ぶことができます。
また、先生方も優しく指導してくださり、フレンドリーで色々な話もしました。
文化授業や春と秋には地方へ修学旅行があります。クラスメイトとの仲も深まり、韓国の地方文化も体験することが出来ます。
建国大学(コングク大)の良いところ/悪いところ
私が感じた、建国大学の良いところ・悪いところを紹介します。
良いところ
- 先生方が話しやすくアットホームな授業
- 日本人担当の先生がいる
- トウミ制度がある
- 地方に修学旅行で行ける
- 読み書きをバランスよく学べる
- 大学図書館が使用できる
- 皆勤奨学金制度がある(条件はありますが)
- 隣に通訳常駐の大学病院がある
- 他校に比べて心臓破りの坂が少ない
悪いところ
- 食堂まで距離がある(味は普通)
- 宿舎から語学堂までのアクセスが悪い
- 校舎内が螺旋で坂道なので級が上がると教室まで遠い
- 家賃が少し高い
私が住んでいた家
家についてですが、契約するとすぐ住めるので渡韓後に決めました。私はハスク(下宿)とコシウォン、ワンルーム全部住みました。それぞれの感想を紹介します。
朝、晩ごはんは提供があり、シャワートイレが共同でした。男性の方もいたので気を使いました。部屋にエアコンやテレビが有無で値段が変わってきます。ワンルームハスクというのもあり、キッチンだけないのですが、トイレシャワー、洗濯機が部屋にあります。ご飯はいらないと言えば家賃を安くしてもらえることも。私は入り口も一人専用で快適でした。
三畳程のスペースに机、シャワーボックス、トイレ、ベッドが詰まっています。短期留学の場合はいいかもですが、狭いところが苦手な方はやめた方がいいですね。壁も薄いので隣の部屋の音は聞こえる、大笑いしたら注意されました。しかし、全部手の届く範囲にあるので私は楽でした。キッチンと洗濯機が共同でしたがラーメン、キムチ、卵、ご飯は食べ放題なのが魅力的でしたね。階によって女性・男性で別れていたので、そこも安心でした。
お金に余裕がある、自分の空間が確実に欲しいと言う方はワンルームがいいと思います。保証金を多めに払っておけば月々の家賃は安くなります。私の場合は友達とルームシェアで住んでいました。やはり快適でした。自炊は気が向いたときだけでしたね。インターネットの契約や韓国は次に入居して来た人が掃除をするのでそれが少し面倒でした。
結論、やはり人に気を使わなくて良かったので、ワンルーム最も快適でした。遊びに来た友人も泊めることも出来ました。帰国一ヶ月前は荷物も送り、コンパクトに生活したかったのでコシウォンへ。語学堂に通っている間は寮に住み、卒業後はコシウォンやワンルームに引っ越す子も多かったですね。
韓国での家契約は韓国語のわかる友人や学校の先生に付いて来てもらうと安心です。
韓国留学に向けて準備
実は….ほとんど韓国語の実力がないまま留学しました。カフェでのグループ韓国語講座に参加したり、ハングルが読める+挨拶や簡単な言葉が分かる程度でした。そのため、語学堂では1級(基礎)から学ぶことにしました。
韓国留学までに申請したこと
- 住民税の支払い・年金免除手続き
- 父の扶養に入る(健康保険を失いたくなかっので)
- ワーホリビザ申請
ビザ申請には、下記の書類が必要でした。
- 申請書
- パスポート
- カラー写真1枚
- 活動計画書
- 往復航空券のコピー
- 最終学校の卒業証明書
- 銀行口座の残高証明書(30万円以上)
私は、費用を抑えたかったのでこれらの手配は全て自分で行いました。
留学エージェントに頼むとビックリするような値段だったので。申請方法や必要なことをまとめて下さっていたブログも多く参考にさせてもらいました。
ビザについては大使館に電話すると丁寧に教えてくれます!
留学保険は必須
当時は行って1~2時間待つのは当たり前。職員の態度は冷たい、流れ作業…韓国語の分からなかった私には難関でした。あとピアスを開けて入院したことです。保険がなければ帰国していたので、皆さん留学保険は必ず加入してください。9割以上の方が留学保険に加入しています。
最後に、出来るだけお金を貯めてから留学することをオススメします。経済的な余裕がないとせっかくの留学も楽しめず、勉強にも集中できないと思います。
準備する時に大変だったこと
ワーホリビザ申請にあたっては、1年間の活動計画書が必須です!これが結構大変で、韓国語も英語も出来ない私は、翻訳機に頼りながら月単位で書きました。
- ワーホリ申請目的
- 入国日・出国日
- 計画(月別)
- 日本帰国後の計画
活動計画書は、韓国語と英語で作成します。手書きでも、Wordを使っても大丈夫です。
ワーホリビザは、観光がメインとなるので「地方訪問を通じてその地域文化を学ぶ」といった内容を入れるといいと思います!
次に、「最終学校の卒業証明書を取得」がなにげに手間がかかりました。卒業して数年…まずは母校に電話連絡をして手順を確認。
発行代と返信用封筒を入れて申請しましたが、ここで私はやらかしました。
500円玉だと思って入れたのが韓国の500ウォンだったのです。結局後日、母校に行き直接支払い&受け取りました。
最後に、往復航空券の手配です。帰国するのは1年後…オープンチケットってなに?状態。手っ取り早く私はJALに電話をし、ワーホリビザ申請必要だから往復航空券が欲しいです!と、伝え購入。
とりあえずビザ申請に往復航空券が必要だったので、後にキャンセルして格安航空券で入国しました。
これだけは、韓国に持っていった方が良い!
ズバリ、パソコン。あった方がいいです。
滞在先にテレビがなかったり、級が上がっていくとパワーポイントで課題提出&発表があったりします。
そして、薬。韓国の薬は作用が強いので、飲み慣れた薬を持って行くと安心だと思います。
帰国時に絶対物が増えてます!幻かな?と、思うくらい。なのでなるべく入国時の荷物は少なめで行きましょう。
建国大留学生の1日
平日の過ごし方
午前中は学校に通い、午後は昼食後はフリー時間でした。安いカフェも多かったので、家で宿題をすることは少なかったです。
大学の図書館はWi-Fiもあり、夏は涼しく冬は温かいので長時間居座ることもありました。
友人は夕方からアルバイトに行く子も多かったです。トウミの方と予定を合わせて勉強を教わることもありました。韓国の方とコミュニケーションを取れるので楽しかったです。
休日の過ごし方
休日は昼まで寝ていました。起きたらケータイチェックをして友達を誘って、漢江やカフェに遊びに行ってました。
見たい映画があれば早起きをして早朝割を利用しました。そもそも日本に比べて映画料金が安いのですが、当時は早朝なら5,000ウォンで見れました!!!
そしてヲタ活ですね!韓国はアイドルと会えるイベントやコンサートが多かったので足を運んでました。無料で見れるものもあるので留学生にもありがたかったです。
合同コンサートは様々なアイドルが見れるのでラッキーです!!また、音楽番組も見に行きました。何時間も待機することも多々ありましたね。
これから建国大学に留学したい人へ
建国大学は、とてもいい学校です。駅からも近く、心臓破りの坂も少ないです!
授業は無理なく進めてくれます。質問にもしっかりと答えてくれ、休み時間には先生とよくお話もしました。
文化授業や修学旅行を通してクラスメイトとも仲良くなり学校に行くのが楽しくなりました。
2級になると授業の始めにパダスギがあり私はボロボロでしたが鍛えられました。
日本人担当の方もいて分からないことがあればしっかりとサポートしてくれるので安心です。
先生方とは今でもFBやインスタ、カカオトークで繋がっています。
そして、安い食堂やカフェも多く食事には困りません。漢江も歩いていけます!バスはアプリを使えば移動もさらに楽になります。
魅力あふれる学校です!
私のように社会人から留学に行く場合、一度働いてしまっているので税金や年金の手続きは面倒な点があります。留学費用の他に住民税のお金も残しておきましょう。私は支払うのを忘れていて、クレジットカードが一度止まりました(汗)
そして、久しぶりの勉強で頭が回りませんでした。単語を覚えようと必死になりすぎて頭に入らないこともあり落ち込んだことも。
「せっかく来たから頑張らなくては!」という気持ちが空回りしていたようだったので、少し力を抜いて勉強するようにしました。
その日に習った単語や文法を使って友人と会話をしたり、ポストイットに書いて壁に貼っておくと覚えるのが速かったです。
そして、やはり日本人とばかりいないこと!日本語ばかり使ってしまうので、同じクラスの他国の友人との交流も忘れずに!!中国人の友人とルームシェアをしたことで会話力が上がりました。馬が合えばルームシェアもオススメです。
トウミ制度を使って韓国人と仲良くなり、そこから友達の輪が広がったり、先に留学をしていた友人からの紹介もありました。語学堂の掲示板で言語交換を希望することもできました。一人では不安だと言う方はクラスの友人と一緒に交流会に参加してみてもいいと思います。
あえて辛かったことを上げるなら、外国人登録証を発行してくれる出入国管理局には出来ればもう行きたくないですね(笑)
多国籍の中にいるので自己主張をしていかないといけない場面も多々あり、自分の意見を言えるようになりました。
働いてからでも、ギリホリでもいいんです。友人も増え、他国で暮らす楽しさや大変さも経験できる留学は私の人生にとてもいい刺激となりました。保育士をしていた事もあり、現地の幼稚園にボランティアに行ったこともいい思い出です。
現地に行って韓国語を使って学ぶのが一番早いと実感できたので留学に一歩踏み出してみてはどうでしょう?少しでも建国大学に留学する方へ参考になれば幸いです!
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当時ワーホリの年齢制限が29歳までだったんです。留学を意識したのが28歳の時…。年齢制限を知って「今しかない!!」と思い、決断しました。