韓国語のパンモゴッソ?は「ご飯食べた?」
みなさん、こんにちは。チェゴハングルのシュニです。
今日は、韓国人が頻繁に使う表現「밥먹었어?(パンモゴッソ?)」について解説します!
밥먹었어?(パンモゴッソ?)は、「밥(パプ/ご飯)」と「モクタ(먹다/食べる)」の過去形が合わさって出来た文章です。そのため、日本語訳は「ご飯食べた?」になります。
この表現は「안녕(アンニョン)」の代わりに使われるほどで、かなり小慣れた感を出せるのでどんどん使っていきましょう!
発音は「パンモゴッソ?」
発音は「パンモゴッソ?」です。「밥(パp/ご飯)」のパッチムは「ㅂ(P)」ですが、鼻音化がおきるので「パプ」ではなく「パン」と発音しましょう。
ちなみに、鼻音化とはパッチムが「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」のいずれかで、続く単語の子音が「ㄴ」または「ㅁ」の場合、パッチムの発音がそれぞれ「ㅇ」「ㄴ」「ㅁ」に変化することを言います。
より丁寧な表現「식사 했어요?(シクサヘッソヨ?)」
目上の方に対しては「밥먹었어?(パンモゴッソ?)」は厳禁です。
韓国は上下関係が厳しいので、しっかりと丁寧語を使いましょう。
- 밥 먹었어요?(パンモゴッソヨ? / ご飯食べましたか?)
- 식사 했어요?(シクサヘッソヨ? / 食事はしましたか?)
- 식사 하셨어요?(シクサハショッソヨ? / 食事はされましたか?)
様々な表現がありますが、上記は使えるようにしましょう。
仲の良い先輩程度なら「밥 먹었어요?(パンモゴッソヨ?)」で大丈夫ですよ!
「ご飯食べた?」と聞かれた時の返答例
「ご飯食べた?」と聞かれた時の答え方って難しいですよね。
日本人だったら食事に誘われているのでは無いか!?と深読みしてしまいます。(実際にお誘いの場合もあるので注意!)
ここでは、そのまま使える返答例をご紹介します。
まずはシンプルに。
はい、食べました!
丁寧に食べた料理まで答えると、下記の通りになります。
はい、純豆腐を食べました。
次は、相手に聞き返す時に使う表現です。
はい、オッパは?
韓国人がやたらと食事をしたか聞いてくる理由
ところで、みなさんはなぜ韓国の方はよくご飯を食べたか聞いてるくるのか、疑問に思ったことはありませんか?
それは、家族や仲間に韓国で食事を食べたか聞くことは、もはや挨拶代わりになっている文化的背景があります。
朝鮮半島は、古代から朝鮮時代末期に至るまで、日照り、洪水などで何度も食糧難(보릿고개)を経験しました。
韓国民族文化百科事典によると、日本が高度経済成長を遂げる1960年代まで、その貧しさは続いていたようです。
そのため、韓国では自分の子供が帰ってきた場合、何よりも先にご飯を食べたか尋ねます。
親であれば子供がお腹を空かせていないか心配するのは、世界中どこでも共通ですね。
まとめ | 밥먹었어?(パンモゴッソ)
いかがでしたでしょうか?
今回はハングルで「밥먹었어?(パンモゴッソ)」について解説しました。
初めてこの言葉を聞いた方は、いちいちご飯食べたか聞くなんてお節介な!と思うかも知れません。
しかし、この言葉は韓国人にとって挨拶程度のフランクな表現なんですね。
言語を学ぶ時は、単語や文法だけでなくその国の文化的な事情まで学ぶと理解が一層深まりますね!
本記事が皆さんの参考になれば幸いです。