「ソウル」は韓国語(ハングル)で『서울』
みなさん、こんにちは!アンニョンハセヨ!
チェゴハングルのシュニです。
「ソウル」といえば、韓国の首都ですよね。
人口は約1,000万人と、東京都に匹敵するほどの規模を誇ります。
韓国語(ハングル)で『서울』と書きます。
実は、『서울』には漢字がありません。
今回は、その理由も含めて詳しく解説していきますよ♪
『서울(ソウル)』を用いた例文
夜10時のソウルの気温は、2度です。
ソウルの地図をください。。
ソウルは世界の多くの都市がお手本とする都市となった。
私が好きな歌は”ソウルの月”です。
「ソウル」にカタカナしかないのは、固有語だから
ところで、「釜山(プサン)」や「仁川(インチョン)」「済州(チェジュ)」など、韓国のほとんどの地名には漢字表記があるのに、なぜ「ソウル」だけはカタカナ表記しか存在しないのでしょうか?
その理由は「ソウルは、韓国の固有語で”首都”という意味だから」です。
韓国語にも、日本語同様に「固有語」と「外来語」があります。
ここでいう固有語とは、韓国に昔から存在していた言葉を指します。
例えるならば、東京の名前が「みやこ(漢字表記無し)」になった感じでしょうか。
繰り返しますが、「ソウル」は1946年に付けられた名前で、韓国の固有語を基にして命名されたため、他の都市とは違って漢字表記がありません。
でも、他の地名には漢字表記があるじゃないか
では、そもそもなんでソウル以外の都市には漢字表記があるのでしょうか。
それは、韓国が日本や中国同様に漢字圏に属するからです。
朝鮮半島は長らく中国王朝の冊封体制下に置かれていました。
日本と同様に、中国から多くの文化的な影響を受けてきた国です。
そのため、15世紀に世宗という人物が「ハングル」を発明するまでは、韓国でも漢字だけが使われていました。
地名に漢字があるのは必然的なことだったのです。
ソウルのかつての名前は「漢陽」「漢城」「京城」など
先ほど、ソウルという名前は1946年に決められたと言いましたが、それまではさまざまな名称がありました。
新羅の時代には「漢陽(ハニャン)」、百済や朝鮮の時代には「漢城(ハンソン)」、日本統治時代には「京城府(けいじょうふ)」などと呼ばれていました。
現在、中国や台湾などの中華圏ではソウルのことを「首爾(ショウアル)」と表記しますが、これは韓国語の発音に合わせた当て字です。
まとめ|「ソウル」は韓国語(ハングル)で『서울』
いかがでしたでしょうか。
今回は、韓国語(ハングル)で「ソウル」と表記する方法と例文をご紹介しました。
また、なぜソウルには漢字がないのかも、併せて解説しました。
韓国好きなら一度は訪れたいソウル♪
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本記事がみなさんの参考になれば幸いです♪
ソウルに行きたいです。