みなさん、こんにちは!
子供達にとってお正月のビッグイベントといえば「お年玉」ですよね♪
韓国も日本と同じように、子供に対してお年玉をあげる風習があります。
とっても似ているところもあれば、ちょっと違うところもありますので、今回は徹底解説していきたいと思います!
韓国語で「お年玉」は何というのか?
韓国語でお年玉は、
と表現します。
韓国式挨拶の「세배(セベ)」にお金を表す「돈(ドン)」が合体した単語です。
韓国語の「お年玉」を使った会話例文
具体的には、以下のように用います。
新年明けましておめでとうございます。
お年玉をあげるね〜無駄遣いしたらダメだぞ〜
日本でも良くみられる微笑ましい光景ですね。
他にも、
(私は、過去のお正月の時に受け取ったお年玉を集めて、オモチャを買った。)
(お母さんにお年玉の80%を預けた。)
幼いうちは、「お母さん銀行」に強制預け入れなのも、万国共通ですね。
세뱃돈(セベットン)の貰い方!たくさん貰うための駆け引き♪
「세배(セベ)」とは、写真のような韓国式の丁寧な挨拶を指します。
祖父母や両親など、年長者に対して行います。
手順が明確に定めれらており、両手を挙げた後、土下座をします。
その際に、新年の挨拶を行うことで、子供たちは「세뱃돈(セベットン)」を貰うことができます。
また、挨拶をした後、年長者から「덕담(トクダム・徳談)」と呼ばれる有難いお言葉をいただくことになりますが、だいたいが「올해도 건강하고.(今年も健康でな〜)」といった言葉や以下に挙げるような小言です。
・兄は模範生だったが、お前も兄のように一生懸命にならないと。姉を少し見習ったらどうだ?
・早く就職もして、結婚もしなくちゃ。
・結婚しないの。今年は孫を見ることができるかしら。
[週末ユーモア] 心で交わす新年の挨拶「徳談」 – もっと! コリア (Motto! KOREA)
韓国の旧正月ではお年玉をどのくらいもらうの?相場は?
徳談 (と言う名の小言)を乗り越えれば、子供たちにとってはお年玉は最高のご褒美です。
むしろ、挨拶のモチベーションは99%が세뱃돈(セベットン)にあるといっても過言ではないでしょう(経験談)
では、実際に韓国の子供(中学生)たちはお年玉をどれくらい貰っているのでしょうか?
2019年の住信SBIネット銀行株式会社が行った「お年玉に関する意識調査」と2018年に한국갤럽が行った調査を元に図示してみました。
左(青)が日本で、右(赤)が韓国のお年玉(中学生)の平均額です。
출처 : SBS 뉴스
원본 링크 : https://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1004603015&plink=COPYPASTE&cooper=SBSNEWSEND
韓国|平均額は30,000ウォン〜50,000ウォン
日本の中学生のお年玉は、5,000円〜10,000円にボリュームゾーンがあります。
一方、韓国の中学生のお年玉は、30,000ウォン〜50,000ウォン(3,000円〜5,000円)ですので、日本の方が相場が高いことが分かります。
経済的な豊かさもあるとは思いますが、これまでの風習で日本の方が高い相場になったと思われます。
日本の子供たちは恵まれてますね!
お年玉は日本から伝わった風習?
お年玉で現金を渡す文化は日本から伝来したと言われます。
20世期以前の韓国では、新年になると年長者に対して挨拶回りをする風習があり、その際に年長者は雑煮やお酒を振舞っていました。
日本の統治時代が終わる頃には、韓国にも現代型の貨幣経済が浸透しており、日本のように現金を渡すようになったと言われています。