수능(スヌン・大学修学能力試験)とは?
韓国で行われている大学入学のための能力試験です。
日本でよく馴染みのある「センター試験」に近いものです。
試験日は入学前年11月の木曜日に設定され、1日で全ての試験を行います。
2019年は11月14日(木)に行われる
2019年は11月14日(木)に開催されます。
日本では、病欠者などに対して再試験を行いますが、スヌンでは追試や再試験は行われない文字通り「一発勝負」の試験となります。
全ての飛行機の離着陸が禁止される
13:15から英語のリスニング試験では、受験生がテストに集中できるよう、全ての飛行機の離着陸が禁止されます。
それぞれの飛行機は、リスニングが終わるまで空港上空で旋回したり、離着陸時間を調整して運行しています。
あらゆる騒音を排除する
飛行機以外にも、会場周辺ではリスニングの妨げになると思われるものが徹底的に規制されます。
- 混雑回避のため、会社員の出社時間が遅くなる
- バスや自動車は徐行運転
- 車はクラクション禁止
- 飛行機の離着陸禁止
韓国社会全体で受験生をサポート
人生に一度かぎりの大勝負に向けて、受験生の両親や親族はもちろん、一般国民も韓国社会全体でサポートします。
遅刻しそうな学生をパトカーが送り届ける
今や日本でも有名になっているパトカーによる受験生の送迎。
遅刻しそうな学生を警察車両が受験会場まで送り届ける映像は、今やこの季節の風物詩と化しています。
後輩学生が花道を作る
韓国の高校3年生がスヌン(センター試験)1日前に学校から出ると全校生徒が応援してくれる
(私は受けません!) pic.twitter.com/mSRoy2m7lB— 18さい人 (@kordasom) November 13, 2019
受験前日になると、後輩たちが学校で花道を作って見送ってくれます。
自分の知り合いの先輩がいれば、一目散に駆けつけてプレゼントを渡したりします。
受験票が割引券になる
スヌンで使った受験票は、テーマパークや映画館、美容院など、様々な施設で割引券として使用できるようになります。
1年以上頑張ってきた学生への労いの気持ちですね。
応援グッズ・縁起物がよく売れる
日本では、キットカット(きっと勝つ)や五角鉛筆(合格鉛筆)など、様々な縁起物が販売されますが、韓国でも同様です。
今日韓国では大学修学能力試験(スヌン試験)という年に一度の全国共通試験の日!日本言うセンター試験のようなものです。イメージにあるお餅やトイレットペーパーなどは、韓国で試験の際に縁起が良いと言われている物です。 pic.twitter.com/MILJ2Jrsik
— 韓国観光公社-VisitKorea (@twittkto) November 12, 2015
まとめ:受験生を韓国全体でサポート
いかがでしたでしょうか?
超学歴社会の韓国では、スヌンの日になると日本では考えられないくらいの緊張感が漂います。
この日に行われる様々な行事は、日本人にとってはとても物珍しく感じるのではないでしょうか。
興味があれば、もっといろいろ調べてみてください!